なぜinstagram(インスタグラム)にハマるのか?を心理学的に分析しました。

今や多くの人がいたるところで写真を撮りinstagram(インスタグラム)へアップしてその写真への
いいねの数で一喜一憂している方も多いかと思います。

そんなinstagram(インスタグラム)に
「なぜここまではまってしまうのか?」
心理学的に解説してみたいと思います。

■満たされる多種多様の欲求

人間の欲求をわかりやすく説明したものにマズローの欲求5段階節

画像元:モチベーションアップの法則

というのがありますが、現代社会では
安心や安全、食欲、睡眠欲などは通常ほぼすべての人が満たされている中、次に求められるのがこの「高次の欲求」と呼ばれるものです。

高次の欲求とは、人から尊敬されたいであったり、自己実現、自己表現、他者からの賞賛・承認欲求などが上げられますが、それらを満たしてくれる要素をもっているのが、instagram(インスタグラム)なのです。

その他にも

  • 同町欲求-他の人と同じことをしたい
  • 感性欲求-感動したい欲求(今回のケースは美しいものを見て感動したいなど)
  • 他者認知欲求-他人を知りたいという欲求
  • 自己顕示欲求 -自分のことを知ってもらいたいという欲求
  • 親和欲求-共感したい欲求。人に好かれたい、仲間と一緒にいたい、自分の話を聞いてもらいたい、共感されたい、受けた恩を返したい。

があり、様々な欲求を満たしてくれるのがinstagram(インスタグラム)です。

それでは、このinstagram(インスタグラム)を登録して使用する過程で得られる欲求を段階ごとに表してみます。

  1. 登録する(同調欲求・所属欲求)
  2. 人・知人とつながる(所属欲求)
  3. アップされている写真を見る(感性欲求・親和欲求)
  4. いいねを付ける(自己顕示欲求 ・親和欲求)
  5. 自分が撮った写真をアップする(自己表現・自己顕示欲求 ・親和欲求)
  6. 自分が撮った写真にいいねがつく(承認欲求・親和欲求)

無料かつスマホでいつでも、どこでも好きな時にこんなにも多くの欲求を満たしくくれるサービスが未だかつてあったでしょうか?

特に日本人にとっては欲求はあれど
直接ほめたり、ほめられたりというのは非常にコストのある行為だと思いますが
instagram(インスタグラム)ではワンタップでいいねとするだけで、相手の承認欲求を満たすことができますし、いいねとした方も欲求を満たせると思うと、まさに現代人が不足していたものを解決する画期的なアイデアだと言わざるをえません。

やはり人間の生まれ持った欲求というものには、人にアクションを起こさせるにとても大きな力を発揮します。

ぜひ、マーケティングを考える方はこれらの人間が持って生まれた欲求についても意識していただければより大きな結果がうまれるのではと思います。