温泉、ジム、生命保険に入れないこと多し 刺青やタトゥーの何が悪いのか?

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日本で刺青といえば、昔はヤクザと呼ばれるような方が入れている
イメージがありましたが最近は、ファッションとしてタトゥーという呼び方で男性だけでなく女性などでもこの刺青・タトゥーをしている方が増えています。

事実だけ見れば、文字通り
「肌の真皮に専用の機械で色を入れているだけ。」
ですので、世間一般で特段大きな問題のない「髪の毛の色を染める」という行為と肌なのか髪なのかの違いで大差はないのではと考えつきます。

しかしながら、なぜこれがダメなことだと思われているかというと
「刺青やタトゥーは悪い人がするというイメージがあるから」
というのが大きな理由ではないでしょうか?

世間一般のイメージでは不良と呼ばれていたり、悪いことをしていると思われているヤクザと呼ばれる人々、
深夜の渋谷のクラブやらにいる悪そうなやつがいれているようなイメージがあるため

「刺青やタトゥーをしている=悪人」

という風に解釈されてしまうのではと考えられます。

もちろん、刺青やタトゥーをしているからといって必ずしも悪い人ばかりでないことは
皆さん理屈の上では承知のことだと思いますがどうしてもイメージが先行してしまうものだと思います。

しかし、突き進めるとこういうタトゥーを入れている人自身も、世間からそういったイメージがあることを
知らないということもないと推測すると、刺青やタトゥーをいれることで持たれる社会からのイメージを理解した
上でそういった行為をしていると
解釈でき、自分自身でそういった扱いをされることをわかった上で刺青やタトゥーを入れたと思うと手放しで善良と判断できるものではないと感じました。

このように刺青やタトゥーを入れている人というのは、悪そうな人がいれているものというイメージをもたれることを理解しながら、いれていることやその他下記の理由で悪く思われるものかと考えられます。

そもそも、日本国内では刺青やタトゥーをほることは医師法違反の疑いでの逮捕例もありグレーな行為なのです。
厚生労働省からは
「医師免許を有しない者による脱毛行為等の取扱いについて(平成13年11月8日医政医発第105号厚生労働省通知)」というものが発表されており、この中で「針先に色素を付けながら、皮膚の表面に墨等の色素を入れる行為」(つまり刺青を入れる行為です)について、「医師が行うのでなければ保健衛生上危害の生ずるおそれのある行為であり、医師免許を有しない者が業として行えば医師法第17条に違反すること」と明記されています。

海外でいれてきました!
という人以外は現在グレーなものに手を出しているわけですね。

温泉やスーパー銭湯ではタトゥー禁止としているところが多く、これもまたさらに刺青やタトゥーを入れていない人からすれば
「刺青やタトゥー=悪いこと」というような認識を加速させる要因だと考えられます。

フィットネスジムでは入会できないところがほとんど
大手ジムでは刺青やタトゥーのある方はジムに入会できないとしているところが多く、後から見つかった場合は強制退会となるところがほとんどです。
昔ゴールドジムでは一定の大きさであればOKとなりましたが、今では完全に入会不可となっており以前入会して現在刺青のある方もお風呂を含むジム内全てで刺青やタトゥーの露出を禁止とされています。

生命保険については
刺青やタトゥーをいれている人とそうでない人と比べ肝炎などの感染症のリスクが高いとされるので
加入を拒否しているところがほとんどです。

さらに柄によっては人に威圧感等を与えることが多いのも事実です。

衣食住のように刺青やタトゥーや刺青を入れなければ生きていけないということもありませんし
現状の世間のイメージや統計上の感染症リスク、その結果から生まれる社会での制限や評価など
それらを理解しつつも、刺青やタトゥーをいれるという発想がすでに社会性を欠いていると考えられ
集団生活を基本としている社会では悪く思われても仕方がないという判断に至るかと思います。

刺青やタトゥーはアートや文化だ!
などというお話を否定はしませんし、実際そうだと思いますが少なくとも先代たちが残したイメージは
いいものではありません。

個人的には刺青やタトゥーにはジムでルールを無視してお風呂場で堂々と露出していたり
マナーが悪かったりする印象が強いため
法制度を整えたり、世間のイメージを変えるべく活動される方々には賛成も反対もしませんが
活動自体は合法かつ社会の福祉に反しないのであれば堂々と行っていいものだと考えます。

もちろん、世間のからどういう目で見られるのかということを理解した上で
その活動で受ける評価も受け入れることを前提としてですが。

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